【人名】神武天皇

神武天皇
神武東征~金色の霊鵄が弓の先に止まり稲光のような瑞光を発した。月岡芳年 大日本名将鑑(1876-1882)より。出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)
【人名】神武天皇(じんむてんのう)

神武天皇は、伝説上の初代天皇。
東征を行い国を治めた最初の王とされる。

名 前

漢風諡号:神武天皇
和風諡号:【紀】神日本磐余彦天皇かんやまといわれひこのすめらみこと始馭天下之天皇はつくにしらすすめらみこと
諱:彥火火出見ひこほほでみ
別称:【記】若御毛沼命わかみけぬのみこと豊御毛沼命とよみけぬのみこと狭野尊さののみこと(幼名)

生没年

生 年:紀元前711年
没 年:紀元前588年

親 族

父  :【紀】彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊ひこなぎさたけうかやふきあえずのみこと(天孫の裔)
母  :【紀】玉依姫たまよりひめ海神わたつみの娘)

配偶者:【紀】吾平津媛あひらつひめ(妃、日向国吾田邑)


   :【紀】媛蹈鞴五十鈴媛命ひめたたらいすずひめのみこ(皇后、事代主神ことしろぬしのかみの娘)

子  :【紀】手研耳命きだしみみのみこと(母:吾平津媛)
   :【紀】神八井耳命かんやいみみのみこと(母:媛蹈鞴五十鈴媛命)
   :【紀】神渟名川耳尊かんぬなかわみみのみこと(母:媛蹈鞴五十鈴媛命)=綏靖天皇

略 歴

天孫・瓊瓊杵尊ににぎのみことの曽孫。彦波瀲武鸕鶿草葺不合命ひこなぎさたけうがやふきあえず の みことの第四子(諸説あり)。母は玉依姫たまよりひめ
兄に彦五瀬命ひこいつせのみこと稲飯命いないのみこと三毛入野命みけいりののみことがいる。紀元前711年に日向国(宮崎)で誕生。

45歳のときに、高千穂宮たかちほのみやに兄や子と諸臣を集めて、中洲を目指す東征を決めた。
筑紫国(福岡)、安芸国(広島)、吉備国(岡山)、難波国・河内国(大阪)、紀伊国(和歌山)を経て大和国(奈良)を征し、畝傍山うねびやまの東南橿原かしはら(奈良)の地に都を開いた。

初代天皇として即位したのは、紀元前660年2月11日とされ、現代の建国記念の日となった。

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